「私はあんたに捧げる操なんて持ち合わせてないわよ」
山奥で遭難し、たどり着いた村で主人公の前にあらわれたのは、なんだか偉そうな娘。
お金持ちのお嬢様だという由良は村に伝わる、とある「しきたり」に不服なようで……?文明の及ばぬ山間にある小さな村。 数百年前、その村では疫病で多くの若い男子が亡くなり、絶滅の危機に瀕した。
それ以来、疫神が若者の魂を持っていかないように、男の子が女子の格好で過ごす習慣ができるようになる。そして現代。
なおもその因習は受け継がれ、ヒロインたちは女の子として成長し、男としての自覚を教えられず生きていた。そんな村に迷いこんだ主人公は、ヒロイン達が初めてみる下界の男。
女の子たちも、初めて見る男に興味津々で、積極的にアピールしてきてしまう。
村人たちは、主人公をトンネルを通ってやってきた、伝説の神の御使いだと信じ込んでしまい、主人公は厚遇で村に迎えられることに。帰ろうにも、道が雨で崩れてしまい通行することが出来ない。
復旧まで一ヶ月はかかると知らされ、主人公は陸の孤島に取り残されてしまう。
村での滞在をすすめられ、ここで、女の子と結ばれて住んだらどうかと勧められる。女の子が苦手でまともに喋ることもできないシャイな主人公だが、この村の女の子たちは不思議と自然に接することができる。
この村で嫁さんをもらって、骨を埋めるのもいいかもしれない……
しかし、それは大いなる幻想に過ぎなかったのだ。
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